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自分と業者のメンテナンスの違い(金額・項目)

前項でDIYメンテナンスについて書きますといったばかりですが・・・自分の手に負えない作業は、それをこなせる者に代行してもらうこととなります。

また、特殊な道具や技術が必要な作業では、業者(プロ)に任せたほうが費用効率の面で優れている場合もあります。

そのあたりを考察してみましょう。

<大前提としての作業工賃とは?>

なんらかの作業を業者に依頼すると、作業工賃が発生します。

自分で出来るところは自分でやってしまうと、作業工賃が浮く・・・とは言えますが残念ながらそれだけの簡単な話ではありません。

ここで考慮すべきなのは、作業工賃=人件費だけとは限らないということです。

それを生業として看板掲げてるようなお店では、各種作業を(効率よく迅速に)こなすための一定の投資(環境・設備・資料)をしています。

店主の方針次第での例外はありますが、お店を維持発展させるためには、どれだけ効率よく作業をこなしてお金を稼ぐかということが命題となります。

そういった人的・物的コストを乗せた作業単金に、各作業毎に標準的に(多くの場合は最短)見積もった作業時間を掛け算したものが標準的な作業工賃といわれているものになります。

DIYメンテナンスとの費用面の比較では、個人レベルでのそういったもの(投資)の考慮も必要です。

<余談として>

ひとことで業者といっても

  1. 自分がバイクを購入したお店
  2. 直接知り合ったり、仲間内で紹介されたお店
  3. 通販や個人売買での購入等でやむなく持ち込んだ最寄/アクセスの都合のよいのお店
  4. 通販や個人売買での購入等でやむなく持ち込んだ(メーカー直営)正規ディーラー

大きく分けると、上記4通りのいずれかになるかと思いますが、これにかかる人情的・心情的なものによっても作業工賃は大きく変わってくる場合はあります。

一概にこういう場合はこうと断言まではできませんが、一般的には。

  • 大資本の大きなお店ほどキッチリカッチリの一定額
  • 個人経営の小さなお店ほど丼勘定やお友達価格の相手次第での変動額

といった傾向はあるでしょう。

どちらが優れているとはこの段階では決め付けられませんが。

では、実際に自分でメンテナンスした場合と、業者にメンテナンスを依頼した場合に、トータルのコストや作業内容にどういった差が出てくるのか?

それぞれのメリットとデメリットを挙げて比較してみましょう。

<業者に依頼した場合のメリット>

やはりそれを生業として看板かかげて商売にしているのですから

  1. 基本的にまかせきりでOK(不動の場合は引取り搬入も、服や体も汚れなくて済む)
  2. 迅速確実に作業完了させられるだけの作業環境(工具、設備等)と技術と知識
  3. 作業に起因する/付随するトラブルもまかせきりでOK(ミスによる破損や緩まないネジ等)
  4. 完全に仕上げてくれる(はず)

たまに、何度出してもきっちり治ってないといった例も聞かなくはないですが・・・

<業者に依頼した場合のデメリット>

では、デメリットとしてはどんなことが考えられるでしょうか?

  1. 工賃の発生(バイクに乗るうえで、形としては後に残らない)
  2. 使用パーツ等が限定される場合がある(安価な同等品を利用できない場合も)
  3. 自分で手配したパーツ等や油脂類の持ち込みは嫌がられる場合もある(とはいえ、得体の知れないものに一定の責任持たされるのはイヤですよねやっぱり)
  4. 消耗品の置換え程度でも不正改造に繋がる作業は断られることもある(あたりまえ)

では、自分でやった場合はどうなるでしょう?

ほぼ表裏一体となりますので、メリットとデメリットの順番を上記の場合と入れ替えますが

<自分でやった場合のデメリット>

  1. 全て自分で調べて計画をたて、場所・工具・時間を手配して作業(服も手も真っ黒、片付けも自分)
  2. 必要な工具や設備、資料等があれば、それらの購入・代用・自作・借用・調査が必要
  3. 作業に起因する/付随するトラブルは全て自己責任(ミスによる破損や緩まないネジ等)
  4. 途中挫折して結局業者任せになった場合、最初から任せるよりも余計なコストがかかる(プライドもズタズタ)

このデメリットの項だけ見てしまうと、一気に気分が萎えてしまいますね・・・

ただ、このデメリットはちょっと考え方を換えるだけで、丸ごとメリットにもなり得るのです!

<自分でやった場合のメリット>

  1. 自分の都合や予算にあわせて、場所・工具・時間を手配して作業することができる
  2. 必要な工具を購入・自作したり資料を揃えた場合は、今後もそれを活用するほどにお得
  3. トラブルは自己責任ながら、商売じゃないからいくらでも時間はかけられる(自分的に許せる・問題ないところでなら手抜きもできる)
  4. 業者だと作業目的を達成しさえすればなおざりにするところでも、自分の納得いくまでとことん時間をかけられる。(好みに合わせた徹底調整や、普段手の入らないとこの清掃・磨きあげ等)
  5. 知識や技術が蓄積して、できることが増えてくれば・・・おまわりさんに内緒のあんなことやこんなことも?

いかがでしょうか?

私と同じような属性を持つ人であれば、これだけでもワクワクしてくるのではないでしょうか?

  • PDCAを上手く回せると気分よくないですか?
  • マニアックな工具を持ってると、なんとなくそうでない人に差をつけた気分になれませんか?
  • ちょっとしたトラブルなら、その場で解決したり応急的にやり過ごしたりできるようになりたいと思いませんか?
  • 積極的に手を入れることで、自分のバイクにより愛着が沸いてくる気がしませんか?

突き詰めていけば、バイク弄りそのものが実益を兼ねた趣味として成立すると思いませんか?

<自分でやるの境目>

・・・なんて言いながらも、私自身は所定の廃棄方法が必要な、オイルやLLC、ブレーキ/クラッチフルード等の交換はお店に頼んでしまいがちですし、自分の手に負えないことがあった時のための顔つなぎの意味で、お店に一定のお金を落とすために(自分でできることでも敢えて)依頼することもあります。

知り合いで私と同等の技術と知識と工具類は持ちながらも、弄る時間を取れるなら少しでも走ってたほうがいいと、全てお店まかせにしている人もいます。

結局のところ、どこまで自分で、どこまで業者に依頼するかは、人それぞれの知識と技術と都合と予算次第ということになりますが・・・

業者依頼の場合の工賃相当額と、自分でやる場合の工具や資料といったものの差額で、どのくらいで元が取れるかが一般的な判断基準になるかと思います。

そういった知識をつけるためにも。

今後お店が提示する作業工賃に、心から納得して気持ちよく支払いするためにも。

まずは工具も必要ない/車載工具でも間に合う程度の、ごく簡単なことからでも挑戦してみませんか?